マンションの廊下から(どうでもよい日常)
ふと、室内から南の方を眺めると、山々に雲がかかった様子が綺麗だった。
慌てて写してみたが、上手くいかなかった。
西多摩の山々は、見るたびに新たな様相をしていて、見飽きない。
この感動を写真にと思うが、それが何時も上手くいかない。
理由は、解っている。
山々の美しさに感動する時は、ほとんどが 光の美しさと共にある時だ。
朝日とか夕日とかが 背後にある時で、光の持つ微妙な色合いがなんとも言えない。
つまり、太陽に向かってシャッターをきっている、という事だ。
それを iPadを使って撮っているのだから、上手くいくはずがない。
上手くいくはずがないと解っていて、つい、廊下に出て写真を撮ってしまう。
せっかく撮ったのだからと、思い切ってアップロードしてみた。
まあこれでも、その雰囲気の一端がうかがえる様に思う。
実は、ベランダから見る景色の方がいいのだが、これを撮るのはもっと拙い。
我マンションは、鳩の被害を防ぐため、屋上からネットをはってある。
外から解らないような材質を選んでいるし、見慣れるとあまり気にならない。
ところが、カメラで撮って見ると、ネットが強調されて見えるのだ。